ベアスプレー
廃棄について
通常の使用で使い切った場合
● 内容物を使い切った後、容器(スプレー缶)は不燃物として、各自治体の定める方法で廃棄してください。
内容物が残っている場合
通常の使用で使い切ることができなかったり、有効期限が切れたときなど、廃棄時に内容物を取り出さなければならない場合は、以下の方法を参考に取り出してください。
※内容物には刺激成分が含まれています。ご自身や周辺環境に十分に注意を払って作業してください。
● 屋外で噴射
| 手順 |
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1.確認
風向き、火の気、人気に注意。必ず風通しの良い屋外で行う
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2 .噴出
セーフティクリップを外し、噴射レバーを押し続ける
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3 .廃棄
不燃物として各自治体の定める方法で廃棄
風通しが良く火の気のない屋外で噴射レバーを押し続け、内容物を出し切ります。すべて出し切った後、容器(スプレー缶)は不燃物として各自治体の定める方法で廃棄してください。
[注意]
ベアスプレーは噴射距離が9m以上あり、霧状に広がります。噴射時は、周囲に人がいないことを確認し、ガスを吸い込んでしまうことがないよう、風向きにも注意してください。
満タンの場合、本製品は約5秒で空になります。
※必ず風通しの良い屋外で行ってください。
※公共の場所、屋内、車中、人が集まっている場所では絶対に使用しないでください。
● 屋外で噴射が難しいとき
バケツなどに溜めた水の中でベアスプレーを噴射することで、飛散を防ぎながら中身を取り出すことが可能です。
SABRE(セイバー)「フロンティアーズマン ベアスプレー」廃棄方法動画
| 手順 |
1. 準備
―用意するもの―
・10L以上のバケツ
・水(ベアスプレーを沈められる量 ≒ 5L)
・45Lのポリ袋3枚
・ゴム手袋
・マスク
・防護メガネ
・雑巾
・液体凝固剤(吸水ポリマー)
※液体凝固剤の替わりに新聞紙や布でも代用できます。その場合、内容物を吸収できるだけの量が必要です。
― 装 着 ―
ゴム手袋、マスク、防護メガネを身に着けます。
― 養 生 ―
地面に飛沫が飛ぶことを防ぐため、バケツの下にポリ袋を敷きます。バケツの内側にポリ袋をかけ、ベアスプレーが完全に沈む量(約5L)の水を入れます。
―スプレー缶を持つ―
ベアスプレー本体からセーフティクリップを外します。腕を別のポリ袋に通し、ポリ袋越しにスプレー本体を持ちます。
―スプレー缶を水の中に入れる―
ベアスプレー全体がバケツの水に漬かるように入れます。
腕を通しているポリ袋を裏返し、バケツ全体が覆われるように被せます。
※この時ベアスプレーの噴射口が必ずバケツの底を向くようにしてください。
2. 噴射
水中で噴射レバーを押して、内容物を噴射。ベアスプレーを振るなどして、完全に内容物を排出してください。 内容物を出し切るまで2分ほどかかります。水の温度や気温が低い場合はさらにかかる場合があります。
※匂いや刺激、異変を感じたら作業を中断し、水の量やポリ袋の状態を確かめてください。
―スプレーを取り出す―
完全に内容物を排出したら、ポリ袋を裏返し、水からスプレーを取り出します。取り出したスプレーは、ポリ袋で覆い、水が垂れないようにします。
※スプレー缶に付着した内容物は刺激成分が含まれるので注意してください。雑巾などで拭き取ります。
3. 凝固・含浸
バケツ内の液体は市販の液体凝固剤(吸水ポリマー)でゲル化させます。
O.D.トイレキットの吸水ポリマーを使用する場合は、6包必要です(1包あたり900ml)。
※液体凝固剤の替わりに新聞紙や布でも代用できます。その場合、内容物を吸収できるだけの量が必要です。
4. 廃棄
ポリ袋の口を閉じ、ゲル化した液体を入れたまま、バケツから取り出します。ゲル化した液体は可燃物、空になったスプレー缶は不燃物として、各自治体の定める方法で廃棄してください。
処理後には石けんで手洗いをしてください。
※作業に使用した手袋や雑巾、ポリ袋などは、刺激物が付いている可能性があるため、他の用途には使用せず廃棄をしてください。廃棄の際には取り扱いに注意してください。
内容物が付着した衣類はすぐに脱いでください。皮膚に付着した場合、多量の水で15分以上洗い流してください。症状が改善しない場合、本製品を持参の上、医療機関の診断を受けてください。